PROFILE
グループ人事支援事業部
1999年入社 環境デザイン学科出身
チームリーダー R.K
Q1仕事について
グループ人事支援チームは、住友商事の国内グループ企業に対して、人事領域から事業経営に貢献する役割を担っており、一つのチームの中に守りと攻めの両機能を持っています。代表的な守りの業務は、グループ各社の人事担当から日々寄せられる課題への対応やグループ他社の動向に関するお問い合わせに対して、法的側面や外部専門家からのアドバイス、他社事例の収集活動を通じて応える仕事です。攻めの業務は、グループ各社の人事部門が制度の運用だけでなく、大局的な視点から経営課題を捉え、人事部門が取り組むべきテーマを経営に提言していく際の支援を行っています。各社の運用改定や制度の見直しにも影響するため、最適な解を見出すまで数カ月かかることもあります。いま注力テーマに掲げているのはDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)。各社人事は、少ない人員でグループ全体の方向性を踏まえながら打ち手を模索しているので、事業経営におけるDE&Iの重要性や活用を情報提供することにより、どの角度からアプローチすることが自社にとって価値ある施策となるのかを考えてもらえる、やりがいのあるテーマとして取り組んでいます。
これまで当チームは、法解釈に沿ってグループ各社の相談に応える法令対応が、期待される役割でした。私はこれらの業務への知見が殆どなくメンバーに支えてもらいながらチーム業務を遂行していましたが、私自身も貢献できることを探すなかで、待っているだけでなく仕掛けていく領域として、経営に寄与する人事戦略の支援を新領域に据え、現在は、全員でこの領域に関する知見を収集し、組織の基盤となる知見へと進化させようと挑戦中です。

Q2管理職としてのマネジメントについて
当チームのチームリーダーとして重要な役割は、各社からの相談案件に対して、スピーディに最善の組織解を提供するために、担当布陣、納期、プロセスに関する設計図を描く司令塔のような機能と考えています。特にプロセスは「この案件は我々にどのような価値をもたらしてくれる可能性があるか」という点を事前に考え、メンバーとディスカッションしながらどこまで踏み込むか、とすり合わせています。当チームの業務は、採用、評価、育成、問題社員対応、メンタルヘルスなど一社に存在する全ての人事領域の対応が求められます。幅広い分野の知識が必要となり学ぶことが多く大変ですが、さまざまな業種や業態のグループ会社の人事課題は変化に富んでいるため、このチームならではの成長を実現するチャンスでもあります。不定期な問い合わせ対応でメンバーの成長を実現していくために、予めそれぞれの成長プランをイメージしておき、案件の担当を検討する際には、業務状況を考慮するだけでなく、本人にとって成長機会と捉えてもらえる会話を心掛けています。「この案件はあなたのキャリアにおいて役に立つから、大変だけど一緒にやろう」「目指しているチームの方向を考えると、この案件から獲得できる知見は大きい。あなたの力を貸してほしい」など、その案件を担当する目的や背景を共有し、共感と納得感を引き出したうえで依頼することを心掛けています。
また、一人担当はなるべく作らないようにし、バックアップ体制や領域の要になるメンバーを介するようにしています。自分以外のメンバーがいることで急な体調不良や突発対応などで休暇取得する際も安心してもらえることと、要役のメンバーは、直接の担当ではなく全体を俯瞰したボランチのような役目になりますが、将来的にマネジメントの道に進むステップになるでしょう。さらに、一人よりも複数で考えたほうが多様性に富んだアイデアを創出できることもメリットです。


Q3キャリアアップについて
入社してから20年間、大きな異動は1度ほどで殆どを人材開発領域で仕事をしています。時代の潮流を読み解きながら住友商事の求める人材像に照らして課題を設定する非常にクリエイティブな業務で、人材開発領域における創意工夫の難易度の高さにやりがいを持ち、奥行の深さに魅了されていました。また、人材開発チーム所属中に1年間強の産休・育休を取得させていただき、復職後は育児とマネジメントの両立の経験もしましたが、想像よりも頭と身体は仕事を覚えており、長年の仕事経験は両立のための優先順位づけにも役立ち、頼りになるメンバーの支えによって、20年は楽しくあっという間でまさに『光陰矢の如し』でした。
その後、2017年から3年間グループの事業会社に出向させていただき、人事部の一員として自社の社員に提供する人事業務を経験できたことは、現在、グループ人事支援の業務を遂行する上でも、非常に大きな財産になっています。人事総務の専門会社からの出向者として責任感と、限りある出向期間での実行力を鍛えられると共に、人材開発の業務だけでなく働き方改革やD&Iといった組織風土に関わる業務領域も担当させていただいたため、経営層との会話から人事部門の課題への多くのヒントを得ることができました。その経験が、現在、攻めの業務をグループ人事支援チームのミッションにしたことに繋がっています。
今後は守りと攻めの両輪をさらに強化してメンバーのスキルアップをはかり、住商アドミサービスから人事総務のプロフェショナル人材を輩出できる組織作りや、グループ各社に付加価値を提供できるような事業モデルを構築してみたいと考えています。
私にとっての+α
私がマネジメントをするうえで心がけてきたことは、相手のリミッターを外すことです。人は業務の知見が深まるにつれ、実現できること、できないことが想像できるので、無意識のうちに思考に枠をはめてしまいます。仕事には苦労や困難がつきものですが、私は、やったことのないことにチャレンジする苦労にやりがいを感じるタイプなので、先例にとらわれない自由な発想や、尖ったアイデアのために創意工夫を凝らすことにワクワクします。武道や芸道の修行過程を「守破離(しゅはり)」といいますが、会社の仕事も同様に、上司や先輩に教わって真似る「守」からスタートします。次に、その型を超えて応用・発展させる「破」が難しいのですが、そのためにリミッターを外す必要があるのです。そこから生まれた新しい価値が「離」になると考えています。リミッターを外すためには、日頃から発想のふり幅を広くとってウォーミングアップしておかなければならないので、日頃の会話の中で、私がどのようなことを考えているのかを伝え、どのようなアイデアでもポジティブに受け止めてもらえるという信頼関係を培っておくことも重要です。この積み重ねが挑戦を歓迎する組織文化となり、当社の付加価値による新しい事業領域を切り拓く原動力になると信じています。
メンバーの豊かな発想をすくい上げて、未来に活かしていくことが、今の私の役割だと考えています。
私のキャリアグラフ+α

私のキャリアステップ
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1999年
人材開発部 人材開発チーム配属
企業内大学(住商ビジネスカレッジ)の設立初期で、実務研修、階層別研修、長期プログラム等、さまざまなプログラムの企画・運営をしました。
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2002年
人事サポート部 採用チーム異動
住友商事の採用業務受託開始。住商アドミサービス社員からの初めての異動者でした。大規模イベント運営のノウハウを提供し、事務方の基盤整備に尽力しました。
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2004年
人材開発部 人事材開発チーム異動
住商ビジネスカレッジのロゴや会社のロゴ製作等、基盤整備にも寄与。海外派遣の研修生担当のほか、年間数百の実務研修プログラムを3人で運営するための効率的な仕組みを構築しました。
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2007年
人材開発部 人材開発チーム
リーダーシップラインリーダー就任組織が2つに分かれ、階層別研修プログラムを全て任される裁量の大きな仕事にやりがいを感じました。
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2011年
人材開発部 人材開発チーム サブリーダー就任
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2012年
産休・育休取得
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2013年
復職(人材開発部 人材開発チーム サブリーダー)
SBCの個別プログラム構築のみならず、グループ各社の育成体系構築支援の領域にチャレンジすることに楽しみを見出しました。
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2017年
住商三井オートサービス(株)へ出向
人事担当として人材育成体系の構築や、働き方改革、D&Iという組織風土に関する課題と向き合い、全国に広がる職場社員の声を拾う仕組み作りや、経営層との対話を経験しました。
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2020年
帰任 グループ人事支援事業部
グループ人事支援チーム チームリーダー就任コロナ禍に着任したチームリーダーとして、オンライン上でのメンバーとの対話やグループ人事担当者の人間関係構築、組織の取り組むべき課題の発見などに注力しています。