PROFILE
給与厚生事業部 給与チーム
2013年入社 商学部出身
辻 早奈恵
Q1仕事について
学生時代のアルバイトを通じてバックオフィス業務に興味を持ったのがきっかけです。アルバイト先の会社の管理体制がしっかりしていたため、研修制度も充実しており、また、社員に対するケアが行き届いていたことで自分たちが会社から大切にされていることを実感し、働くモチベーションに繋がっていました。今度は自分が働きやすい環境を提供する側に携わりたいと考え、人事の仕事を専門にできる当社に興味を持ちました。
現在は住友商事役職員へ毎月の給与を支給する業務を担当しています。一言で表すと、とても単純な業務のように聞こえますが、給与といっても、基本給だけではなく社内規程で定められた様々な手当の支給や、法律で決められた税金、社会保険料などの控除が発生します。私が所属している給与チームでは支給・控除内容に応じた担当が細かく分かれており、それぞれの担当者がその月の国内外の異動情報や家族情報の変更に応じて必要な処理を行っています。私はそれらを取りまとめて給与計算を行い最終的に支給に繋げるという業務を担当しています。最終的な取りまとめを行う業務ということもあり、全体を見る力が必要になります。特にイレギュラーな事態が起きた際には各担当者と密なコミュニケーションをとりながら、限られた時間の中で処理を完了させる必要があります。扱う金額規模も億単位とかなり大きいため、毎回とても緊張感はありますが、トラブルを解決し最終的に従業員の口座に振り込むことができた際などはやりがいを感じる瞬間です。

Q2プロフェッショナルとしての
業務について
給与計算は正しく行われることが前提としてあるため、ミスが許されない業務です。自分が日々何気なく扱っている数字も5,000人以上の従業員の方の生活を支えているものと思うと非常に身が引き締まります。また、税金や社会保険料を正しく計算し納付をすることが会社の義務であり、これらに違反することは許されないため、その点でも責任感の求められる業務だと感じています。
そのため税金や社会保険に関して、日々変化する法律にはアンテナを張っておく必要があり、こまめに法改正のチェックをしています。法改正があった場合は、税務署や厚生労働省に詳細を確認したり、改定内容が正しく実務に落とし込めるように何度も関連部署やシステム担当者と打ち合わせを重ねてシステム改変や運用フローを構築していきますので、現状にとどまらず世の中の変化をキャッチアップして適用していく力が必要になります。一つのミスにより数か月に渡り誤支給が発生してしまうこともあるため取り進めには十分な注意が必要となりますし、給与業務は各担当者との連携が強く、一か所でミスが生じてしまうと他の担当業務に及ぼす影響も大きいため、他のチームの業務内容もある程度把握しておき、影響範囲の大きさを常に考えて業務を行っています。


Q3今後の目標や夢について
今後、様々なライフイベントがある中でも、仕事と家庭を両立させながら職場へ貢献できる社員を目指したいです。
そのためにも、チーム内の業務整理を行い、どうすれば限られた時間の中で効率よく業務をやり切れるのか考え提案していきたいです。チーム全体の効率化を図り、後輩たちにとってもより働きやすい会社と感じてもらえるよう自らが働きかけていけたらと思っています。
また、私は入社してからこれまで給与チーム内での担当替えは何度か経験しているものの、チーム外に異動したことがないため、どうしても人事内で何か課題が発生した場合などに給与チーム視点でしか問題定義ができず、社内の全体最適がわからないという場面に直面します。幅広い知識や経験があれば、全体最適を考えた提案や問題定義ができると思っているのですが、なかなか経験不足なところもあり、その点が自分の弱点だと考えているので、今後は他部署での業務も経験し、人事パーソンとしての幅を広げたいと思っています。
私にとっての+α
コロナ禍になり、給与チームの業務においても大きく変化がありました。税務署や年金事務所といった公的機関を相手にする業務であるため、これまで紙業務が非常に多かったのですが、出社制限がかかり在宅勤務中心の生活となってから、紙業務をなるべくシステム化できるよう切り替えました。当時は従来のやり方で業務ができないことに困惑し、また、切り替えるのにも様々な問題があり苦戦しましたが、結果的にシステム化したことにより問題なく在宅勤務ができるようになり、最終的に業務負荷を減らすことができました。こうした経験を経て、自身の裁量を超えた世の中の変化に対応するためには、置かれた状況の中で自ら動き、ベストな解決策を生み出すことが重要だと実感しました。
対面でのコミュニケーションが圧倒的に減ってしまい、チャットやメールでのやりとりが主流となりましたが、業務をする上で日々のコミュニケーションは非常に重要だと感じています。しかし、どうしても距離を感じてしまったり、後輩から接しにくいと思われてしまうため、なるべく文章でもフレンドリーなやりとりを心がけたり、電話でのやりとりに切り替えたりと工夫しチームの結束力が損なわれないように日々心がけています。
私のキャリアグラフ+α

私のキャリアステップ
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2013年
給与厚生事業部
給与チーム 配属 退職給与担当住友商事を退職される方の退職に関する精算や、退職金の支払い業務など担当しました。給与に関する幅広い知識が必要となるため、一から勉強し、多くの知識を身に着けることができました。
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2016年
給与厚生事業部 給与チーム
通勤費・転任旅費・出向手当担当住友商事役職員の方に通勤費・転任旅費・出向手当を支給する業務を担当しました。大きなイベントとしては、通勤費システムの入れ替えや、2018年の本社移転に伴う全役職員の通勤費変更などを経験しました。
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2019年
給与厚生事業部 給与チーム 社会保険担当
複雑な制度を扱うこともあり従業員とのやり取りが非常に多い業務で、説明能力やコミュニケーション能力が身につきました。また、2020年に人事システムの入れ替えがあったため、新システムの開発にも携わりました。
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2021年
給与厚生事業部 給与チーム 例月給与担当
給与計算に関わる担当者全体を取りまとめ給与支給まで繋げる業務を担当しました。視野の広さと様々な知識が必要になるため、これまで身に着けた知識を経験を生かして業務に取り組んでいます。
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